犬の皮膚病に薬用シャンプー?
アレルギーに、脱毛に犬の皮膚の病気は最近、増加しています。
このような時、ペットショップや動物病院では、「薬用シャンプー」の利用を勧められることでしょう。
犬の皮膚が病気で荒れてしまっているときや怪我をした時、手術直後など敏感な状態にあるときに、主に使用される薬用シャンプー。
一番有名な製品は、「ノルバサン」と呼ばれる製品があります。
この製品は、医薬部外品ですので、ペットショップの店頭や通販でも購入できる製品です。
犬のシャンプー剤には、法律で成分表示の義務がありませんので、他製品同様に詳細の成分は記載されておりませんが、「殺菌効果」があることは明示されています。
この殺菌効果とは、人間でいうところの「マキロン」程度と考えていいでしょう。
傷口をマキロンで消毒し、衛生的に保つことが薬用シャンプーの効果効能なのです。
薬用シャンプーを使用したからといって、病気が治るというわけではありません。
ですが、マキロン程度のものであれば、特別扱いするほどでもないのでは?と思われることでしょう。
実は、市販されている犬用シャンプーの中には、成分を分析したところ、車用洗浄剤と同一の成分で作られているものもあるというデータがあります。
車表面の油汚れを落とすのですから、同じ成分で洗うことで確かに犬はあっという間に綺麗になりますが、皮膚被毛へのダメージは計り知れません。
ですから、「マキロン」程度であれ、犬の病気に配慮して作られているシャンプーは、特別な商品といえるのです。